ホワイトニング
歯が白いことは現在、ビジネスパーソンの常識になっています。グローバル化がますます進む今後もその傾向は強まっていくと考えられます。
笑顔からこぼれる白い歯は、世界共通の清潔感と美しさの基準であり、ホワイトニングで見た目の印象がガラッと変わってしまうケースはよくあります。
就職活動や婚活を控えて印象をよりよくしたい、留学前に歯を美しくしたい、結婚式では白く輝く歯で写真におさまりたい、まず歯を白くして美容に気を使っていきたい、どこに行っても気兼ねなく笑いたいといった願いを気軽に、そして安全にかなえられるのがホワイトニングです。
当院では、院内で行うオフィスホワイトニング、ご自宅で行うホームホワイトニングを提供しており、お忙しい方でも少ない通院でご満足いただけるよう配慮しています。
当院のホームホワイトニング
ご自宅で好きな時間に行える手軽なホワイトニングです。薬剤を塗布したマウスピースを1日3時間ほど装着し、それを続けて好みの白さを実現できます。
時間をかけて白くしていくため、薬剤の刺激性が比較的低くなっています。また、徐々に白くなっていくため、ある日いきなり歯が白くなるより周囲も自然に受け止めてくれます。
ホームホワイトニングは、色の濃い飲み物を日常的に口にされている場合のステイン(着色)予防にもなります。赤ワイン、コーヒーなどがお好きな方、喫煙される方、そしてオフィスホワイトニングを受けた方が白さを維持するケアとしてもおすすめしています。
ホームホワイトニングの流れ
1.カウンセリング
治療内容や注意事項、効果について詳しくご説明し、ご質問にお答えします。どの程度の白さをご希望になるのかをサンプルを用いてきめ細かくみていき、通院頻度のご相談なども行っています。
2.口内チェックとクリーニング
クリーニングを行ってプラークや歯石をとり、口内の状態、特に歯の質についてしっかり確認します。
これによって、ホワイトニングで得られる効果や、理想的な施術回数などを分析します。
3.マウスピース作製
オリジナルのマウスピースをオーダーメイドで作製するため、上下の歯の型取りを行います。マスピース作製には1週間弱かかります。
4.マウスピースと薬剤のお渡し
マウスピースと薬剤をお渡しし、ホームホワイトニングの方法をわかりやすくお伝えします。
5.ホームホワイトニングの使用
まず全体をしっかりブラッシングして歯磨きし、汚れを落とします。汚れが付着していると、まだらに白くなる場合があります。
マウスピースに薬剤を注入して、口に装着し、1~3時間程度そのまま過ごします。
時間が経過したらマウスピースを外します。
効果は継続して行うことで現れはじめます。そのため、最低でも1週間から10日間は使用してください。
当院のオフィスホワイトニング
当院では、院内で行うオフィスホワイトニングを行っています。即効性が高く、できるだけ早く白い歯を手に入れたい方におすすめしています。
オフィスホワイトニングの流れ
1回のオフィスホワイトニングは、1時間半程度です。これだけでかなり歯が白くなり、半年程度は白い状態を維持できます。ただし、喫煙の有無、色の濃い飲み物の摂取などによりかなり個人差があります。長く効果を保ちたい方には、ホームホワイトニングとの併用を当院ではおすすめしています。
1.カウンセリング
治療内容や注意事項、効果について詳しくご説明し、ご質問にお答えします。どの程度の白さをご希望になるのかをサンプルを用いてきめ細かくみていき、通院頻度のご相談なども行っています。
2.口内チェックとクリーニング
クリーニングを行ってプラークや歯石をとり、口内の状態、特に歯の質についてしっかり確認します。
これによって、ホワイトニングで得られる効果や、理想的な施術回数などを分析します。
3.ホワイトニング
薬剤を塗布しホワイトニングを行っていきます。(薬剤が乾くまで約20分ほどお待ち頂きます。)歯以外の部分は完全に保護されているため、安全に受けていただけます。
※ご注意
歯ぎしりや噛みしめの癖があって歯に微細なヒビ(亀裂)がある場合、少ししみることがあります。歯の中の水分が一時的に失われて脱水する刺激で起こりますが、身体への悪影響はありません。
費用について
- ホームホワイトニング 片顎 ¥12,960(薬液2本) 全顎 ¥25,920(薬液4本) 追加薬液 1本 ¥4,320
- オフィスホワイトニング 片顎:1回¥16,200 3回¥45,360 5回¥75,600
オフィスホワイトニングを受けた方が「さらに白くしたい」場合、前回から1ヶ月以内の施術は9,800円でお受けしています。
ホワイトニングで思うような白さにならないケース
歯の元の色や硬さなどによりホワイトニング効果の出方は大きく異なります。特に黄色味の強い方、暗い色の方、虫歯経験がなく歯が硬い場合には通常より白くなりにくい傾向があります。
そうした場合にも、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの併用や、施術回数を重ねることで白さが増していきますので、じっくりカウンセリングすることが重要です。
当院では、歯の質やご希望される白さに応じて、きめ細かく施術内容や回数をご相談しています。思うような白さを手に入れたい方は、1度ご相談ください。
セラミック治療
ハイブリッドセラミックス
ハイブリッドセラミックスとは、陶磁器のセラミックスと歯科用プラスチックのレジンを配合した人工歯の素材です。セラミックスの美しさと強さ、レジンの耐衝撃性と粘りの両方のメリットを兼ね備えています。
CAD/CAM冠は高品質なハイブリットセラミックのブロックをCAD/CAMという機械で正確に削り出して作ります。CAD/CAM冠の被せ物は、全て機械で作るため費用と作製日数が抑えられ、しかも精密に仕上げられます。
CAD/CAM冠ハイブリッドセラミックスのメリット
審美性
透明感やつやのある仕上がりで、天然の歯に近い審美性を持っています。レジン素材に比べて着色なども起こりにくく、表面が滑らかですのでプラークもつきにくい特徴があります。そのため、美しい白さが長続きし、口内細菌が増えにくくなっています。
金属不使用
金属アレルギーを起こす心配がありません。また、金属冠は歯肉が黒ずむことがありますが、それも起こりません。
適度な硬さ
天然の歯と同じ程度の硬さを持っています。硬すぎないため、他の歯や骨に与えるダメージが少なく、天然歯が削れてしまうこともありません。また、粘りがあって破折にも強いので安心です。
価格
条件を満たす必要がありますが、その場合には健康保険が適用されます。
CAD/CAM冠ハイブリッドセラミックスのデメリット
取り扱い歯科クリニックが少ない
まだあまり普及していないため、CAD/CAM冠ハイブリッドセラミックス治療を行っている歯科クリニックを探す苦労があります。
色調
切り出すハイブリットセラミックのブロックは単色のみになっており、オールセラミックほど幅広い色調に対応できません。
耐久性
歯科用プラスチックであるレジンを含んでいるため、オールセラミックスに比べると耐久性はやや劣ります。またかみ合わせの強さなどにより、装着できない場合もあります。
価格
健康保険の適用外になった場合には、自費診療になります
なお、CAD/CAM冠ハイブリッドセラミックスの保険適用については、このページの最後に記載しています。ご参考にしてください。
メタルボンド
メタルボンドとは
詰め物や被せ物の素材のひとつで、金属のフレームにセラミックを焼き付けたものです。金属で補強しているので耐久性があり、表面はセラミックですから銀歯のように不自然ではありません。奥歯のクラウンをブリッジに使われることが多くなっています。
メタルボンド治療をおすすめしたい方
- 奥歯の治療で被せ物やブリッジを検討されている
- 神経である歯髄を抜いた歯の偏食が気になる
- 短時間で歯並びやかみ合わせを整えたい
メタルボンド治療のメリット・デメリット
メリット
- 歯の表側がセラミックなので、自分の歯に近い色調にできます
- 金属で補強されているので、耐久性が高くなっています
- 天然歯に近く、銀歯に比べ見た目が自然できれいです
- プラークや飲食物の色素がつきにくくなっています
デメリット
- 金属使用により、歯ぐきの黒ずみなど見た目の悪影響が起こる可能性があります
- 歯の裏側は金属の面積が大きく、大きな口を開けると銀歯に見えてしまいます
- 保険適用外で、負担額が大きくなってしまいます
- 金属アレルギーがあると使用できません
治療期間と通院頻度
歯や口内の状態により、被せ物を作る前に治療が必要になるケースもありますので一概には言えませんが、被せ物を作って被せるために2~4週間の治療期間がかかり、通院は2~3回です。
費用について
保険適用外ですから、費用は歯科クリニックによって異なります。目安として1歯5~15万円程度です。
保険内の白い歯 CADCAM冠
白い被せ物にも健康保険を適用できるようになっていますが、保険適用できる白い被せ物は、硬質レジンジャケット冠、硬質レジン前装冠、そしてCAD/CAM冠ハイブリッドセラミックスの3種類です。
硬質レジンジャケット冠は、白い歯科用プラスチックだけを使ったもので、金属アレルギーでも治療可能です。強度が弱く、割れやすり減りが起こりやすいデメリットがありますし、変色も起こりやすくなっています。
硬質レジン前装冠は、表面のみに白い歯科用プラスチックを使っており、裏と内側は金属です。そのため正面からは白い歯に見えますが、角度によっては金属が見えてしまいます。
ハイブリットセラミックレジン冠は、白い歯科用ブラスチックとセラミックスを合わせた素材で、割れにくく、天然歯に近い硬さを持っています。また、審美的にも自然な白さがあり、変色なども比較的少なくなっています。ハイブリットセラミックレジン冠の詳細については、このページの上部で詳しくご説明しています。
それぞれに保険が適用される条件がありますので、口内の状態やアレルギーの有無などをしっかり診察してもらった上で詳しいカウンセリングを受けて慎重に決めてください。
CADCAM冠ハイブリッドセラミックレジンの保険適用について
CADCAM冠ハイブリッドセラミックレジンによる治療が健康保険適用の対象となるためには、いくつかの条件があります。
第一小臼歯、第二小臼歯(真ん中の歯から数えて4番目、5番目の歯)が保険適用になります。大臼歯(6番目、7番目の歯)の保険適用は、金属アレルギーがある方に限られるため、医療機関で金属アレルギーの診断を受けることが必要になります。
また、CAD/CAM装置使用に限ってハイブリッドセラミックレジン冠での治療が保険適用になっています。
CAD/CAM冠ハイブリッドセラミックス治療は、厚生労働大臣が定めた施設基準に適合し、認可を受けた歯科クリニックでのみ保険治療が可能です。
保険が適用された場合、3割負担で8,000円~9,000円程度になります。銀歯が3,500円程度であることから、CAD/CAM冠ハイブリッドセラミックス治療はとてもおすすめできるものになっています。
お口の中の状態など、直接口内を診察してからでないとCAD/CAM冠ハイブリッドセラミックス治療が可能かどうかはわかりません。そのため、電話によるお問い合わせはご遠慮いただいております。ご来院の上、ご相談ください。